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平成３年に石川県で開催された国民体育大会において代表選手達のサポートをするため、メカニシャンをして欲しいという依頼を当時の国体監督より依頼され、正直最初は困惑。と言うのも僕自身が現役の競輪選手であったためです。当時はプロとアマチュアの間に、はっきりとした壁があり常識的に競輪選手が国体のスタッフとはいえ、登録される等という事はタブーだったように感じました。事実かなりの誹謗と中傷を選手達から受けた事を憶えています。しかし自転車メーカーで勤めていた経験と、何より自分自身が石川県の代表として国体で優勝した経験を選手達に伝えたい。そんな思いがあり、引き受けました。当初は開業する気持ちなど全く無かったのですが、結論的に至高のサポートを追求するなか、どうしてもパーツの手配という部分が大きく、自分でお店を持つ形となったのです。カツリーズサイクルの起点は「選手を支える」であり、現役を引退した今でも、その思いとスタンスは変わりません。ですから僕のお店には、完成車が何台も並び、余るほどのパーツの山は存在しません。ただ直すという作業に関しては、リペアパーツは勿論の事、技術と知識は豊富に持ち合わせています。また、強くなる為に必要な物・健康になるために必要な物も在庫しております。厳しく採点し自分が納得し、自信をもって薦められる物だけをストックするようにしてみたら、パーツの山は出来ませんでした。 そんなお店です。